日本に居る時は、夏至の日を特段気に留めた事は無かったのですが
北欧をはじめ、ヨーロッパ各地では、1年で最も日が長いこの季節を とても大切にしています。 太陽が高く昇り、明るいという事が、 これほどありがたく、嬉しく喜ばしいという事を スウェーデンに来て心から実感。 日本の室内は蛍光灯の明かりが煌々と点き、 外は街灯やネオンがいつだって眩しく光っているから 明るいという事は当たり前の事だけれど こちらに来てからは、 暗い冬を越えて明るく晴れた青空が見られる季節の到来に 深く感謝をするようになりました。 そして、その太陽に感謝を表すお祭り、夏至祭。 今年はスウェーデンの夏至祭ではなく ポーランドはポズナンの夏至祭に行ってきました。 ポーランドというと、戦争の傷跡が深く残っている印象を受けますが 数十年前の悲惨な状況など感じられない程、美しい街並が復元されています。 ここポズナンの夏至祭では、 夜になるとランタンを空に飛ばすという幻想的なイベントが開催され 今回はそのイベントに参加すべく会場へ。 このランタン、意外に大きくて 固形燃料に火を付ける人、ランタンを支える人、といった具合に 2人〜4人がかりで役割り分担をしながら行わないと、なかなか難しく 近くのポーランド人の助けをかりながら、何とか飛ばす事ができました。 21時をまわる頃から、河川敷の会場には多くの人が集まり 22時には、いっせいにご覧の通りランタンで空が埋め尽くされました。 世界中から集まった人の手で飛ばされたランタンの光。 月夜に浮かぶ無数のランタンを眺めながら かつてこの地であった悲惨な戦争が 再びくりかえされる事のないよう 平和な世の中がいつまでも続いてほしいと、 切に願わずにはいられませんでした。
by marugarden
| 2013-06-30 20:51
| 訪れた場所
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北欧での生活を終え、日本に帰国しました。日々の暮らしの中で感じるコト・かわいいモノ について綴っています。
KEYWORD: スウェーデン,北欧,暮らし | |||
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